Sightseeing

大和浜の群倉(ボレグラ)

奄美の原風景

群倉は、穀物倉庫である高倉の集まりです。

この高倉は、奄美の自然環境に適しており、強風に強く、通気性がよく、ネズミが上がれないように高床式になっています。屋根は茅葺き屋根が厚く葺かれており、亜熱帯の強い日差しから穀物を守るようにできています。木材は硬く水に強いイジュ が使用され、釘を使わない切込み組込み式です。

高倉が集落の外れに集めて建てられたのは、火災から逃れるためや川沿いで通気性を良くするためといわれています。かつては群倉の前にある大和川の対岸には、田んぼが広がっており、農作業にも便利な立地でした。

島口の集まるを意味する「ぼれる」から、集まっている倉=ボレグラと呼ばれています。

昭和初期には、奄美群島各地で見られた群倉ですが、大和浜のみ現存しています。

 

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