Animal

島の動物

奄美大島は、約170万年前までに大陸から切り離されて島になりました。そのため、大陸では絶滅したアマミノクロウサギなど古い形の生き物が、島では生き残り固有種となりました。哺乳類13種のうち固有種は8種。ほとんどが夜行性です。奄美大島には大型の肉食獣はおらず、生態系の最終捕食者は猛毒を持つハブ。動物たちはハブに適応し、共存してきました。 島の85%は森林や原野。つまり私たちの生活のすぐ隣に動物たちは住んでいます。夜間のドライブでは交通事故に気をつけてくださいね。

  • オキナワキノボリトカゲ

    奄美から沖縄まで生息しているトカゲ。集落から山までいろんなところで見ることができます。子どもの遊び相手になっているのを見かけますが、絶滅危惧Ⅱ類です。

  • ハブ

    日本の固有種で、奄美諸島や沖縄諸島に住む(いない島もある)毒ヘビです。全長1~2メートルにもなり、非常に攻撃性が強いので、昔からマジムン=魔物といわれたり、山の神の使いといわれたり恐れられています。草……

  • アマミノクロウサギ

    奄美大島と徳之島の2島にのみ分布している黒くて耳が短いウサギ。特異で原始的な形で、絶滅危惧ⅠB類(環境省第4次レッドリスト)に指定されています。大和村に多く生息し、ナイトツアーなどで観察することもでき……

  • リュウキュウイノシシ

    奄美群島から八重山列島まで生息しているイノシシ。ニホンイノシシと比べると小さいです。大和村の山にも多く、畑を荒らすことから害獣として捕獲されています。焼肉やシシ鍋として食べられています。