十五夜豊年祭

十五夜豊年祭

大和村では、旧暦8月15日に津名久、大和浜、大棚、大金久、戸円の5集落で行われます。

一年間の農作物の収穫を祝うとともに、集落の無病息災に感謝する行事で、奉納相撲や余興、八月踊りで賑わいます。近年は、敬老会も同時に行われ、料理や余興で敬老者をもてなします。

相撲は、幼児から大人の男性が参加します。集落民同士の対決の他に、この日豊年祭を行わない集落から力士が訪れ戦う応援相撲もあります。また、その年集落で生まれた男の子が土俵入りを行うことがあります。子どもは立派なまわしを付け近親者など大人の力士が土俵に足をつけた後、高く抱き上げると、観客から拍手がわきあがります。

八月踊りは夕方から夜にかけて行われます。公民館の土俵を丸く囲み、チヂンに合わせ男女掛け合いの歌をうたいながら、数曲を踊ります。

大和浜の豊年祭で披露される棒踊りという伝統芸能は、六尺棒、三尺棒、鎌、なぎなたを前後左右に激しくぶつけ合う勇壮な踊りです。祭り最大の呼びものとして集落の若者により継承されています。

また、今里と志戸勘集落もかつてはこの日に豊年祭を行っていましたが、近年は8月のお盆の帰省に合わせて行っています。

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